Vision Park
ProducerNEXT VISION / 高橋政代
Architectural design日本設計(神戸アイセンター)
Interior design山崎健太郎ワークショップ
Furniture design藤森泰司アトリエ / 藤森泰司, 石井翔
Furniture productionI&C
Design year2017
Location兵庫県, 神戸
DirectorNEXT VISION / 三宅琢
Book directionBACH
Photo千葉 正人
URLNEXT VISION
https://nextvision.or.jp/
「Vision Park / ビジョンパーク」は、神戸アイセンター(眼科総合病院)のエントランスに設立された視覚障がい者のための総合支援エリアである。
ここでの家具計画は、インテリア計画と互いにアイディアを出し合い密接にリンクしながら設計を進めた。目に障がいを持った方々が、自らの身体を使いながらいきいきと過ごせる空間とは? という問いのもとに浮かび上がってきたことは、やはり「誰のための場所なのか」ということだった。バリアフリーという名のもとに、管理者側の視点に閉じない、使い手が自由な振る舞いを生む場を目指した。
実際には、「手すり」や「点字ブロック」の一切ない、ゆるやかな高低差を持ったまさにパーク/公園のような空間が生まれた。それぞれの場所は異なる床材が使用され、足裏の触感で場所を認識できるようになっている。家具は、そうした場所同士を繋げていく一続きのボリュームとして設定した。それらは、ベンチや本棚、キッチンやカウンターといった機能的な要素を担いながら、使い手の振る舞いを誘導するきっかけにもなっている。ボリュームには床面から約300mmピッチで手すりのような”手がかり”が設けてあり、そこに触れることで安心感と同時に高低差を身体的に認識することができる。
そうした家具のあり方をめぐって、設計時に原寸のモックアップを製作して、実際の使い手である多様な視覚障がいを持つ方々に体験していただいた。その際、視覚に頼らない空間やモノを認識する能力に圧倒された。また同時に、道具や場所を捉える認識方法の自由さと多様性を強く感じた。
ProducerNEXT VISION / Msayo Takahashi
Architectural designNIHON SEKKEI (Kobe Eye Center)
Interior designYAMAZAKI KENTARO DESIGN WORKSHOP
Furniture designTAIJI FUJIMORI ATELIER / Taiji Fujimori, Sho Ishii
Furniture productionI&C
Design year2017
LocationKobe, Hyogo
DirectorNEXT VISION / Taku Miyake
Book directionBACH
PhotoMasato Chiba
URLNEXT VISION
https://nextvision.or.jp/