TAIJI FUJIMORI ATELIER inc.|株式会社 藤森泰司アトリエ

WFH / 2021年度グッドデザイン賞 受賞

WFH (ワーク・フロム・ホーム) シリーズ、2021年度グッドデザイン賞を受賞いたしました!!

コロナ禍をきっかけに、急速に必要とされた在宅ワークへ向けて生まれた
家具のセルフプロダクションとして、取り組みを評価頂きました。

受賞内容の詳細については、以下のリンクからご確認いただけます。
GOOD DESIGN AWARD 2021 / [ WORK FROM HOME ]

 

今回の受賞によって、より多くの方の目に留まるきっかけとなり、ご購入頂いた方々のよりよい住生活の助けになれば幸いです。
WFHの活動は引き続き邁進してまいりますので、ぜひ今後の活動もご期待ください。

 

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Windsor Department_展示のお知らせ

WD

長く生きる。ウィンザーチェアの場合 展
《Windsor Department》 の10年

5月14日(金)から、ATELIER MUJI GINZA Gallery1・Gallery2にて開催いたします。

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気づきのかたち
未来と記憶を繋ぐデザイン

椅子のデザインに取り組むとき、デザイナーはいつも途方もない領域に投げ出される感覚があります。「座る」という自明の理の先に、何を目指すのか? ということです。それは、素材や製作技術の可能性なのか、使いやすさなのか、あるいは新しい構造を見出すことなのか、彫刻的な美しいフォルムをつくることなのか…おそらく、そのどれもが椅子を新しくデザインするきっかけにはなります。ただ、そうしたこと以外に、何かもっと、椅子という道具が放つ掴みがたい “魅力” があるようにも思うのです。それは、椅子の長い歴史の中から、使い手に受け継がれてきた「記憶の痕跡」のようなものなのかもしれません。

17世紀後半にイギリスで生まれたとされる、ウィンザーチェアという椅子があります。この椅子は、それ自体が誕生した時代の記憶をずっと残したまま、現在もつくられている椅子のひとつです。「Windsor Department」は、そうした「記憶の痕跡」を持つ椅子に、かねてから興味を抱いていたデザイナー3組により結成されたデザイン研究会です。

3組のデザイナーは、ある時、この古い椅子の形式になぜこんなにも惹かれるのか?ということに、ふと疑問を持ちました。この問いはとても大事なことでした。なぜ惹かれるかを考えることは、新しく椅子をデザインする強い理由になるからです。デザイナーにとっての研究とは、直感をきっかけにリサーチした内容を、言葉ではなく形(かたち)にすることです。ゆえに、研究会がスタートしてから約10年、それぞれの方法で「ウィンザー的なるもの」に向き合い、新たなウィンザーチェアをデザインしてきました。

「ウィンザー的なるもの」に明確な答えはありません。しかし、感覚的な部分を形として発見していくことは、デザイナー達に多くの気づきをもたらしました。それはウィンザーチェアという強い形式があったからこそだと思っています。また、デザインを考えるとき、古い/新しいに過度に囚われることなく、もっと持続性のある広い地平へ連れて行ってくれたのも、この試みの大きな収穫でした。

3組のデザイナーの、 “気づきのかたち” を体感していただけたら嬉しいです。

Windsor Department
藤森泰司

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会期:2021年5月14日(金)― 7月4日(日)
時間:11:00 ― 18:00
*営業時間は店舗と異なります。休館は、店舗に準じます。
開催場所:無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery1・Gallery2
入場無料

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主催: 無印良品 企画協力: 《Windsor Department》 空間構成: 藤森泰司(Gallery2)、DRILL DESIGN(Gallery1) グラフィックデザイン: 田部井美奈 展示品協力: 一般財団法人 家具の博物館、タイム アンド スタイル、有限会社かねみつ漆器店、カリモク家具株式会社、株式会社桜製作所、株式会社ダニエル、スカンジナビアンリビング 企画・運営: 株式会社良品計画 生活雑貨部 企画デザイン担当・無印良品 銀座 ATELIER MUJI GINZA

 

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新作チェア_展示のお知らせ

Omi

新作チェア“omi”の展示を、
5月10日(月)よりKarimoku Commons Tokyoにて開催します。

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omi chair
大三島で生まれた椅子

ある特定の“場所”のために作られた家具には、独特の佇まいがあります。それは、デザイナーが、誰のために、そしてどんな空間に置かれる家具なのかを強くイメージしているからだと思います。
“omi”が生まれたのは、建築家の伊東豊雄さん率いる伊東建築塾による、大三島の小学校を改装した宿泊施設「憩の家」のリニューアル計画がきっかけでした。その食堂の椅子を、カリモクさんの協賛により、藤森泰司アトリエでデザインすることになったのです。椅子を考えていた時、「大三島の美しい風景の中で、白いクロスのテーブルで朝ごはんが食べたいなあ」という伊東さんの言葉と同時に、以前、スイスの都市・バーゼルのホテルで美味しい朝食を食べた光景が重なりました。白いクロスとスイスの伝統的な黒い椅子との対比が美しかったのを強く憶えていて、そんな光景と小学校の記憶を残した食堂が絶対フィットする!と直感しました。黒い木製の丸棒で出来ていて、小ぶりで、一列に並んだ時に表情が出るように。そして、パンケーキのような座クッションが付いていること。そんなイメージからデザインしていきました。
大三島出身の“omi”が、今後いろんな場所に旅立ってくれることを願っています。

藤森泰司

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会期:2021年5月10日(月) ~ 6月7日(月)
営業時間:12:00-18:00
定休日:土日

会場:Karimoku Commons Tokyo
主催:カリモク家具株式会社
グラフィックデザイン:TAKAIYAMA inc.

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